太陽光発電パネルは、パネルの温度が高くなると電気変換効率が低下するといった特徴を持っています。
そのため、本来、太陽光照射エネルギーの一番大きいはずの夏場の電気の発電量が、春や秋よりも小さい
といったことが生じています。
本研究室では、太陽光発電パネルの裏側にU字型のパイプを取り付けた冷却板を用いた冷却システムの開発
を行っています。
冷却時に発生する自然対流により、受動的に冷却し続けられる仕組みで、他のエネルギーを必要としない
といった特徴を持っています。
また、冷却に使用した水温水としても利用が可能です。
温水利用も含めた形でのトータル的なエネルギー利得の最適値を明らかにすべく、実験及び数値解析
の両面から取り組んでいます。
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